ものがたり図絵~平安~

朗読家の渡部玲子さんの朗読会「ものがたり図絵」を八重洲に聞きに行きました。前半は「枕草子」「今昔物語」という平安の物語の朗読です。後半は「鳥の物語」というお話をハープとのコラボで朗読しました。音楽とは違いますが、なかなか、興味を引くコラボでした。古文を朗読し、その後で現代風OL語に翻訳した言葉で復唱するというやり方が斬新な感じがしました。音楽に合わせてお話をするという点では、浪曲や浄瑠璃、講談に近いかもしれませんね。西洋風ではありますが。

渡部玲子さんとKazuhiroは偶然なのですが不思議なご縁なのです。

Kazuhiroが幼稚園の頃に、尾張屋豆腐店の裏手に祖父が家作を持っていました。そこに二人の若い女性音楽家が住んでいました。二人とも本来は声楽家ですが、近くの子供にピアノも教えていました。その音楽家の一人がKazuhiroのピアノの先生でした。引田リエ子先生といい、当時は音大を出たばかりで独身でした。Kazuhiroは幼稚園の年中組の時から、小学6年まで、8年間ピアノを習っていました。最初は音符が読めないので、指にピンク、赤、水色等のリボンを結んで、楽譜に先生が色を付けてくれて、それを見てピアノを弾きました。ピアノを弾く練習だけでなく、五線譜に音符の書き方等も練習していました。ピアノだけではなく、年に一度は母親たちも一緒にバス旅行をしました。昇仙峡や日本平に行った記憶があります。

当時、先生の部屋の向かいには、プラタナスの木が植えてありました。そして、その横に私と弟の鯉のぼりを上げていました。

そして、時が流れて、Kazuhiroも大学を卒業し、会社に入りました。そして、大学と大学院時代に同じ研究室だった友人の結婚式に出席しました。新婦側の主賓の挨拶で・・・・「それでは、続きまして、国立音楽大学教授の引田リエ子様の・・・・・・、」

「あっ、引田先生だ・・・・」

先生の挨拶が終わって、少ししてから、私は先生の席に行きました。

「引田先生・・・おひさしぶりです・・・解りますか?」

「・・・・・・・・・」

「沼袋の×××カズヒロです・・・、その節は大変お世話になりました。」

「あらぁ!・・・・まあ~~!・・・・カズヒロちゃんなの?・・・大きくなって・・・・・」

先生は目を白黒させていました。お会いしたのは、17、8年ぶりぐらいでした。テーブルの横で少しお話をしました。先生はその翌日にお店の母に電話をしていろいろ話をしたようです。

その時の新婦さんが、渡部玲子さんなのです。私の友人の奥様なのです。その後、玲子さんに聞いたところによると、彼女は小学校時代から引田先生に声楽を習っていたとの話です。きっと、尾張屋の裏で、私は彼女とすれ違っているでしょう。

今では、先生は亡くなってしまいました。縁とはいえ不思議な感じがします。

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~ by kazuhiro : 2010/10/01.

コメント / トラックバック1件 to “ものがたり図絵~平安~”

  1. […]  昨年も「ものがたり図絵」を聞きに行きましたが、今年も渡部玲子さんの朗読会に行ってきました。 […]

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