【映画 大学の若大将】

【Kazuhiro解説】
 もう、この映画は何回見たことでしょう。昔の神宮外苑のプールの前に国立競技場の入り口が見えたり、東急バスがボンネットバスだったり、芦ノ湖のヨットが木製だったり、結構、細かい見所が満載です。この映画から脇役の青大将の田中邦衛が注目されだしたと解説に書いてありました。まだ、若大将の一作目で加山雄三も星由里子も若いです。まだ、劇中に使われている加山雄三の歌は有名な曲ではありません。でも『大学の若大将』作詞/岩谷時子、作曲/広瀬健次郎、という歌をデューク・エイセスが歌うので朗らかで笑えます。小学校のバス旅行で歌いそうな歌です。

【あらすじとキャスト】

 京南大学水泳部の田沼雄一は、明治時代からの歴史を誇るすきやき屋「田能久」の若旦郡である。父久太郎は昔気質の頑固者で、最近は商売仇のステーキハウス「黒馬車」がぐんぐんのしてくるので機嫌が悪い。おまけに雄一が黒馬車で歌手のはるみと仲良く歌っているとあってカンカンに怒った。そんな時、祖母のりきがいつも雄一の味方となって父と子の仲を円くおさめていた。水泳部主催のパーティの日。雄一は同級生の団野京子や、はるみとばかり踊るので石山製菓のキャンデー・ガール中里澄子は面白くない。その夜、雄一は店の肉を持ち出して部員達にオゴってしまったためとうとう久太郎に勘当されてしまった。雄一は夏季休暇をさいわいに、芦ノ湖へアルバイトに出かけた。親友多湖もアルバイトでデパート会社の社長野村家の別荘の管理人をしていた。雄一は、ボート小屋に泊りこみ、ボートの貸し出しと看視人をやっていた。澄子も出張で「ビーチハウス」に来ており、はるみも湖畔ホテルで歌っていた。石山製菓社長のドラ息子で、雄一の同級生石山新次郎は澄子に惚れていて、澄子をヨットに誘った。ヨットの中で新次郎が澄子にケシカラン振舞いに出た時、雄一が澄子を救った。雄一は自分が本当に愛しているのは澄子だとその時悟った。

加山雄三 (田沼雄一)
有島一郎 (田沼久太郎)
飯田蝶子 (田沼りき)
中真千子 (田沼照子)
星由里子 (中里澄子)
団令子 (団野京子)
北あけみ (北川はるみ)
江原達怡 (多湖誠)
田中邦衛 (石山新次郎)
上原謙 (野村社長)
久慈あさみ (野村夫人)
藤山陽子 (野村千枝子)
左卜全 (石脇教授)
藤原釜足 (植木屋半七)
菅井きん (植木屋女房みね)

監督 杉江敏男 
製作 藤本真澄  

1961年公開

 

~ by kazuhiro : 2012/03/12.

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